10月のトークシリーズのお知らせ

たけし文化センターから、10月のトークシリーズのお知らせです。
ご案内が遅くなり申し訳ありません。
参加費は無料ですが、各回定員20名ほどとなっています。お申し込みは、
apply@mbr.nifty.comまでメール、または053-440-3176までお電話ください。
みなさまのご参加お待ちしています。


トークシリーズ22 延藤安弘さん
「まちの縁側から、自分たちが主人公のまちづくり」
日時:2011年10月24日(月)19:30~21:30
会場:たけし文化センターARSNOVA(浜松市西区入野町8923-4)

今回のゲスト、延藤安弘さんが行なっている、軽妙な語り口に駄洒落と2台のスライドが交ざり合い繰り広げられる物語風の街語り「幻燈会」というものがあります。
秀逸なパフォーマンスの様に耳に入ってくる、この語り口調には、地元に住んでいなくてもその街に向けての気持ちが盛りたてらます。

もし自分が愛着を持つ街が題材になった幻燈会を聞いたとしたら…
かなり多くの地元人が自分たちの住んできた街の魅力を再発見し、それを知っている自分たちこそがそれを伝えつくっていかねばならない、と自負を新たにするのではないだろうか、と思わせられます。

建築工学科の大学生だった1960年代、周りの学生が大手ゼネコン、大手建築会社に就職する風潮が当たり前だった当時、社会学的な視点を持ち一人はぐれもんだったといいます。その後、京都大学大学院を経た70年代から、「地域に根ざしたコミュニティをつくろう」と研究、活動してこられた、ということです。

「成功した街にたまたま素地があったから」という言葉には、すべての地域、すべての人たちがデザインに関わる条件をそなえていると反論し、子育て、まち育てはやる気づくりであり、弱い専門家は、カタチありきでなく、人ありき、暮らしありき、命ありきだと言っておられます。

そんな視点と語りに触れてみませんか?


ゲスト・プロフィール
延藤安弘さん
レンゲ畑のひろがる大阪に1940年12月生まれる。北海道大学工学部建築工学科卒業、京都大学大学院修了。京都大学助手、熊本大学教授、名城大学教授、千葉大学工学部都市環境システム学科教授をへて、2003年4月からNPO法人まちの縁側育くみ隊代表理事。2005年4月から愛知産業大学大学院教授。エ学博士。
 京都のコーポラティブ住宅ユーコート、熊本のもやい住宅Mポート、神戸の真野地区まちづくり、世田谷のまちづくり、千葉・高知・北海道・中部圏等、全国各地の住民主体の住まい・まち育てにかかわってきた。今、名古屋の都心の「錦二丁目まちの会所」を根拠地にして、地元のまちの再生と全国各地のまちの縁側育み、多様なまち育てに身をのりだしている。2008年国立台湾大学客員教授を機縁に、台湾の原住民居住文化の継承と再創造プロジェクトにもかかわっている



※建物前の駐車スペースに空きがなかった場合お手数ですが、3軒東隣りのJAの駐車場か、アルス・ノヴァのある道(旧雄踏街道)の一本北の東西に走る道にある郵便局2軒西隣りの駐車場をご利用ください。その場合、地面にある木枠に囲まれた中に駐車してください。八幡神社の脇を抜けて歩いてアルス・ノヴァに出られます。
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# by lets-talkevent | 2011-10-20 18:43 | 告知

開催趣旨

トークシリーズ
「現場のいま・社会のいま」
全23回

2010年11月~2011年9月
参加費:無料※1
会場:各回ごとに変わります※2
お申し込み/お問い合わせ:apply@mbr.nifty.com


主催:浜松市
企画・運営:NPO法人クリエイティブサポートレッツ

※1 会場の都合などで飲食代を会場にお支払いいただく場合があります。
※2 このブログ、たけぶんブログ、月間チラシなどでひと月前頃に発表します。

私達は仕事や趣味などで培った、ある分野の専門知識をもとに個人の観点から社会を見ることが多くあります。その対極に俯瞰視点がありますが、それは「現場のことがわかっていない」
「他人事」などあまりよく受け取られていない状況によく遭遇します。しかし俯瞰視点と現場視点は、両方をバランスよく持つことによって、私達の暮らす社会の姿を浮き上がらせてくれる手立てとなるのではないでしょうか。

得意とする分野や、必ずしも詳細まで理解がおよんでいない分野、いままで興味を持ったことのない分野など、多分野を横断し、統合して見ていく中で、ふと気付くものがあったりします。トンデモにつながってしまう
気付きもあるでしょうが・・・個人の地域人が、そうした俯瞰視点と現場や経験者が持つ説得力とのバランスを取ることで、分野をまたいだ課題の解決や、社会へのより統合的なはたらきかけが可能となり、地域を盛りたてる糧となるように思います。

さまざまな分野の“いま”と語りあうシリーズを通して、そうした視点のあり方を自らにそれぞれが問う機会となれば幸いです。


【お知らせ】
※あと2回については現在調整中です。
※2月20日に予定されていた座波カルロスさんのトークが中止になりました。
※3月5日に予定されていた稲松義人さんのトークが3月12日に変更となりました。
※中がピンク色のトークシリーズ通しチラシでは6月12日となっている佐々木雅幸さんのトークは、6月23日の開催となります。
詳しくはこちらをご覧下さい。



ゲスト(50音順)
稲松義人(社会福祉法人子羊学園理事長)
上田假奈代(詩人、NPO法人こえとことばとこころの部屋)
延藤安弘(NPO法人まちの縁側育くみ隊代表理事、愛知産業大学大学院教授)
大岡淳(演出家、劇作家、批評家、パフォーマー、月見の里学遊館芸術監督)
大場義貴 (聖隷クリストファー大学准教授、NPO法人遠州精神保健をすすめる市民の会代表理事)
大山浩司(NPO法人ドリームフィールド代表理事)
加藤種男(アサヒビール芸術文化財団事務局長)
金代健次郎 (財団法人文化・芸術による福武地域振興財団事務局長)
櫛野展正(社会福祉法人創樹会 アートセンターきらり)
久保田翠(NPO法人クリエイティブサポートレッツ代表理事)
小林芽里(「外国人支援リーダー」養成プログラム推進員)
佐々木雅幸(大阪市立大学教授)
笹田夕美子(発達医療総合福祉センター臨床心理士)
立木祥一郎 (teco LLC代表、青森県立美術館元学芸員、八戸ポータルミュージアム立ち上げ主任)
橘ジュン(NPO法人BONDプロジェクト代表理事)
西川勝(大阪大学コミュニケーションデザインセンター 特任教授(介護、臨床哲学))
ホシノマサハル(コミュニティーアーティスト)
山出淳也(NPO法人BEPPU PROJECT代表理事)
山口祐子(前浜松NPOネットワークセンター代表理事長、浜松市議会議員)
湯浅真奈美(ブリティッシュ・カウンシル アーツ部長)
吉富志津代(NPO法人多言語センターFACIL理事長)
吉本光宏(株式会社ニッセイ基礎研究所芸術文化プロジェクト室長)
鷲田清一(大阪大学総長)

トークシリーズ・ルール
参加者のみなさんに心掛けていただきたい簡単なルールです。

※ このプログラムは、「コミュニケーションを核とした地域づくりを推進する人材育成事業」の一環として、浜松市の委託事業として、NPO法人クリエイティブサポートレッツが開催しています。
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# by lets-talkevent | 2011-09-30 15:39 | 基本情報

次回のトークシリーズ

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 NPO法人クリエイティブサポートレッツは、浜松市の委託事業として、昨年11月より緊急雇用創出事業「コミュニケーションを核とした地域づくりを推進する人材育成事業」を行なってきました。 この事業は人と人のコミュニケーションを地域づくりに対するもっとも大切な手法と捉え、講義・研修・ワークショップ・調査・プログラム運営から、さまざまな現場が入り組んでいる地域社会の今後の展開をつくってゆける人を育むプログラムを展開してきました。
 その中の一プログラムとして行なってきたトークシリーズでは、これまで、アート・福祉・文化政策・多文化共生などさまざまな分野にわたる豪華な講師の方々にお越しいただき、社会を広く見渡す俯瞰始点を育むため、それぞれの専門分野についてお話しいただきました。この人材育成プログラムでは、そうした俯瞰視点を、他に組まれていた研修や調査プログラムで触れる生きた現場感覚とのバランスをとりながら、社会を捉える手段としていく狙いがありました。
 そんなトークシリーズ最終回は、哲学者の鷲田清一さんをお迎えして『哲学にとっての現場』と題し、臨床哲学に関するお話をしていただこうと思います。
 医療分野でよく耳にする”臨床”という言葉は、最近では教育や社会学の分野でも使われることが増え、「現場を重視する立場」を指すといいます。哲学が生じる現場、問いが生じる現場で人と話をし、問いと向き合うこと。そんな身近な哲学のあり方に、みなさん自身が考えを遊ばせるきっかけとなれば幸いです。

鷲田清一(わしだきよかず)さん プロフィール
1949年京都市生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程終了。哲学者。前・大阪大学総長。
大学の研究としての哲学ではなく、社会の様々な現場に足を運び、対話の中で人々とともに考える「臨床哲学」を提唱し、自ら取り組んでいる。主な著書に『モードの迷宮』(ちくま学芸文庫)『「聴く」ことの力』(阪急コミュニケーションズ)、『てつがくを着て、まちを歩こう』(ちくま学芸文庫)、『ちぐはぐな身体』(ちくま学芸文庫)、『「待つ」ということ』(角川選書)などがある。

エレベーターが混み合うことが予想されますので、早めに来場いただくか、お車の方は万年橋パークビルの上階にとめ階段をご利用いただくなどして、混雑を回避してください。

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トークシリーズ「現場のいま 社会のいま」
鷲田清一(哲学者)
「哲学にとっての現場」

日時:2011年9月11日(日)15:00~(開場 14:30)
会場:万年橋パークビル8F 多目的スペース「hachikai」(静岡県浜松市中区田町327-13)
定員:100名
参加費:無料

お申し込み先
NPO法人クリエイティブサポートレッツ
TEL 053-440-3176
e-mail apply@mbr.nifty.com

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# by lets-talkevent | 2011-09-30 13:34 | 告知

ルール

トークシリーズ「現場のいま 社会のいま」ルール

●聞きたい話は自分で引き出します
 参加者の発言は自由です。思ったことはどんどん話したり、質問したりしてください。

●有意義な時間は、みんなでつくれるはずです。
 参加者間の意見交換も自由です。

●「伝える」「伝えられる」を意識してください。
 自分の発言の言葉選びと、人の言葉の理解をつとめるようにしてください。でも、質問ははずかしくありません。

●ギスギスしい喧嘩は、あまり楽しくありません。
 個人批判は、場合により「待った」をかけます。

各回の感想や帰宅してからふと思ったことなどありましたら、ブログにご自由にコメントしてください。

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# by lets-talkevent | 2011-09-30 12:36 | 基本情報

トークシリーズ20 後記

先日、7月15日にトークシリーズ第20回を行いました。
今回は、「NPO法人多言語センターFACIL」代表の吉富志津代さんをお招きし、
「神戸の多文化共生―ちがうけど、ちがわない人同士の交わり」についてお話していただきました。

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# by lets-talkevent | 2011-07-30 22:18 | 報告

7月のトークシリーズのお知らせ

7月のトークシリーズのお知らせです。
参加費は無料ですが、要予約で、各回定員20名ほどとなっています。
お申し込みは、apply@mbr.nifty.comまでメール、または053-440-3176までお電話ください。
みなさまのご参加お待ちしています。


19
2011年7月15日(金)19:30~21:00
上田假奈代(詩人、NPO法人こえとことばとこころの部屋(ココルーム)代表)
「大阪西成のココルーム」
会場:障害福祉サービス事業所 アルス・ノヴァ 静岡県浜松市西区入野町8923-4

 「ココルーム」は、「特定非営利活動法人こえとことばとこころの部屋」の通称です。ホームページをみるとコンセプトの中で、「こえ(表現と実践)」と「ことば(伝達と探求)」を「こころ(自立と自律)」の確立へ向けてゆくということが書かれています。日本最大のドヤ街・大阪西成(釜ヶ崎、あいりん地区)で、“おっちゃん”たちと日常を共にするコミュニティカフェを拠点に、さまざまな活動を続けているココルーム、その代表である上田假奈代さんをお迎えします。
 西成のドヤ街とは実際にどのようなところなのか?今はどんな状況に置かれているか?そして、“おっちゃん”たちに対する厳しさと優しさを持って、そこにいる上田さんはどんな考えを持っているのか?
 2003年に団体を立ち上げ、ソーシャルインクルージョン(社会的包摂)という概念を具体化するひとつのかたちとしての「アート」により、「地域の人々とであい、問題や課題を事業にする、あるいは人をつなぐといったことをしてきた(「こころのたねとして」より抜粋)」上田さんにお話を聞こうと思います。
 ココルーム発足から現在までのお話と、西成住民の状況と上田さんのまなざしなど。

[ゲスト・プロフィール]
上田假奈代(闘う詩人・詩業家)
 1969年生まれ。3歳より詩作、17歳から朗読をはじめる。92年から障がいをもつ人や社会人、子ども対象の詩のワークショップを手がける。01年「詩業家宣言」を行い、さまざまなワークショップメソッドを開発し、全国で活動をつづける。03年ココルームをたちあげ「表現と自律と仕事と社会」をテーマにホームレスや高齢者、ニート、教育、環境など社会的な問題にも取り組む。西成区釜ヶ崎で「インフォッショップ・カフェ ココルーム」と「カマン!メディアセンター」を運営。NPO法人こえとことばとこころの部屋(ココルーム)代表、大阪市立大学都市研究プラザ研究員。
「ココルーム」サイト→http://www.cocoroom.org




20
2011年7月16日(土)14:00~16:00
吉富志津代(NPO法人多言語センターFACIL)
「神戸の多文化共生」
会場:たけし文化センターINFO LOUNGE 浜松市中区田町327-24 万年橋パークビル1F
(※お越しの際は、万年橋パーキング、もしくは近隣の駐車場をご利用下さい。)

 1995年の阪神大震災時に、外国籍の人達が緊急情報をなかなか得ることができず苦労をされたことから立ち上がったミニFM局が発端となり、今では韓国語、ベトナム語、タガログ語、英語、ポルトガル語、スペイン語でのラジオ番組配信をおこなうようになった「株式会社エフエムわぃわぃ」は立ち上がりました。そして、現在老若男女、多文化で多国籍な人々が集まる「たかとりコミュニティセンター」の中に拠点を構えています。
 大きな天災による喪失感の中、救援活動を通して人々のつながりが生まれましたが、そこからは細分化された活動が生まれ進化してきたといいます。
 どのような展開が生まれ、活動間の連携や、当時の想いはどのように具現化されてきているのか、こうした神戸での動きに深く関わり続けてこられた吉富さんにお話を伺おうと思います。

[ゲスト・プロフィール]
南米の領事館勤務などを経て、震災時の多言語コミュニティ放送局「FMわぃわぃ」立ち上げをきっかけに、現在は多言語環境促進や青少年育成を切り口に在日外国人コミュニティの自立支援活動に従事。その他、NPO法人FMわぃわぃ専務理事、NPO法人たかとりコミュニティセンター常務理事、ひょうご市民活動協議会共同代表、財)兵庫県人権啓発協会人権問題研究アドバイザー、兵庫県県民生活審議会委員、関西大学/京都外国語大学非常勤講師など。 京都大学博士(人間・環境学)、神戸大学修士(国際学)。
 主な著書は、『多文化共生社会と外国人コミュニティの力』現代人文社(単著)『コミュニティメディアの未来』晃陽書房(共著)『「多文化パワー」社会』明石書店(共著)など。



【会場のご案内】
障害福祉サービス事業所 アルス・ノヴァ 
(静岡県浜松市西区入野町8923-4)


たけし文化センターINFO LOUNGE 
(浜松市中区田町327-24 万年橋パークビル1F)
※お越しの際は、万年橋パーキング、もしくは近隣の駐車場をご利用下さい。

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# by lets-talkevent | 2011-07-04 18:31 | 告知

トークシリーズ18 後記

先日、6月23日にトークシリーズ第18回を行いました。
今回は、大阪市立大学で教授を務められている佐々木雅幸さんをお招きし、
「社会包摂と創造都市」についてお話していただきました。


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(みずこし)
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# by lets-talkevent | 2011-06-28 22:43 | 報告

トーク17 後記

2011年6月11日(土)19:30~21:30
加藤種男(アサヒビール芸術文化財団事務局長)
「ないものねだりをしないコンパクト経済」
会場:障害福祉サービス事業所アルス・ノヴァ 浜松市西区入野町8923-4

年間100日以上ホテル住まいという加藤さんは、常に全国各地の地域を視察しています。
視察へ行く際、必ず目的地の周辺地図を事前に調べてから訪れていて、今回も会場となるarsnovaに着いてすぐ、佐鳴湖が見たいと周辺を歩かれていました。
これは、地元に住む私達にとって神社やお寺など当たり前としてあるモノが、実は大切な「地域資源」であることを教えてくださいました。
アサヒビール芸術振興財団は、「文化で地域を元気にする」というコンセプトの元、地域に元々ある資源=文化を見つめる、日本文化として見つめなおす機会を与えるきっかけづくりをしています。
その地域に伝わる「まつり」は、芸術・文化活動であり、現在過疎化している地域への疲弊や隣に誰が住んでいるかわからないという孤立化してしまった都市部の疲弊により、失われつつあるコミュニティを再生するべく、新しい市民社会の実現に向けてのツールとして注目されています。

今日、多くの場面で採用されている「多数決」は結果として、少数派の意見を採用されることがないため、コミュニティの崩壊を招く引き金となっていて、昔は人と人とが主張、譲歩し、すり合わせることでの全員合意を目指した「寄り合い」という形態をとっており、加藤氏はこれに注目し、今日の社会にあった「寄り合い」が出来ないかと考えています。
地域に根差したコンパクト経済は『非効率』と『非生産性』をあげ、加藤氏はこれを文化の最も得意なところとしており、手間暇をかけ、人と丁寧に関わることが大きなポイントとして置いており、「地域は人の力を含め、資源の宝庫」だとも伝えています。

芸術文化(アート)はコミュニティの復活、新しいコミュニティ作りのツール・手法、また豊かなネットワークのひとつとして、アサヒビール芸術文化財団では2002年から毎年アサヒアートフェスティバルが開催されています。


同じくしてレッツは、人同士が「つながる」ことを主として第一に位置付けて活動しています。
また、6月20日には新たな拠点として「たけし文化センター INFO LOUNGE」がはじまり、個々に人が持ち人とのつながりから派生させることで新たな発展が生まれることを前提に私達は社会課題の解決と、新しい価値観の創出を試みています。

一方、たけし文化センターarsnovaでは、いよいよ7月からアサヒアートフェスティバル「隣人たけし文化センター!!!!!!!!!!!!!!!」がスタートします。詳細はこれからホームページ、ブログで随時告知していきますので、こちらもお楽しみに!

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(よこやま)
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# by lets-talkevent | 2011-06-14 22:03 | 報告

トークシリーズ16 後記

トークシリーズ「現場のいま 社会のいま」(全23回)
第16回「いい地域でよく生きることと企業経営」
ゲスト 金代健次郎(ベネッセアートサイト副代表)
日時:2011年5月27日(金)19時半~21時半
場所:障害福祉施設ARSNOVA(アルス・ノヴァ)浜松市西区入野町8923-4


約1時間のお話の中で、創業当初から現在、そして今後に渡るまで、主に4期間にわけてお話を頂きました。
地域と文化の関係、企業との関係の話として、端的に結論を言うと、お金の問題が関係すると言います。アートと文化と企業の関係は極めて流動的・導体的であり、この点を見詰めなければ関係は失敗する、と言います。

現在、日本には数多くのアートプロジェクトがありますが、10年以上の継続は数少ないです。それは、アートの持つチカラや要素といったものに頼りすぎていたり、地域社会の持つ特色や持ち味を活かしきれていなかったり、それに付随して資金面と関係する社会的評価を考えなかったりすると継続は難しいとされます。
それと同時に、リーダーの理念や志の高さ、戦略性が必要とされます。



第一期として、1970年代から80年代後半までのお話をして頂きました。
アートの要素が会社の中で始まりだしたのは、創始社長が収集した美術品を社内展示したことからでした。
人に人格があるように会社や団体にも人格がある(社格)という考えから、良い仕事をすれば会社は伸びるわけではなく、持続的に良い環境を作ることが大切である点があります。元々、創始社長は学校の教員で戦前は岡山の山奥に赴任していて、その点からも社員の成長を常に気にされていました。アートを通して社員が文化への関心を高めてもらいたい、アートを通して社員が豊かになることを考えていました。


第二期として、1980年代後半から1998年までのお話をして頂きました。
企業も拡大し、地域社会に関係を持つことが深まっていくこととなっていきます。
ベネッセの考え方を形にするとどうなるか、という動きから直島に美術館を持つようになっていきます。
1992年に建築家安藤忠雄氏によりベネッセハウスが建てられ、ベネッセの意となる「自らを振り返って考え、自分の存在感を確実なものにする」を表しました。コンセプチャルな面が表立って現れるようになっていく時期です。
創始社長が1986年に71歳で急遽し、次期社長の福武氏が会社の求心力を考えた時に社名変更をします。社名に理念そのものである「ベネッセ」をぶつけ、その姿を直島に求めることとなっていきます。


第三期として、1998年から現在までのお話をして頂きました。
企業は最も現代を反映していて、ベネッセも上場企業となっていき利益重視の姿勢となり、企業とアート(財団側)との距離感は生まれていくこととなります。
当時、企業側(ベネッセ側)は財団側の活動に関心は薄く、1990年代の日本における利益中心の社会動向や、企業の上場も関係している。その姿は直島での活動への社会的評価と反比例していく形となりました。
この時期に大事にしていたのは、現代アートの特質である見る人に主体がある姿勢と、地域の再生には地域住民が主体である姿勢が重なります。ベネッセの基本理念も現代アートの特質と重なり、直島での活動で一体化していくこととなります。
一見して距離感が生まれたと見える、企業側・財団側の関係性。しかし、企業側(ベネッセ)関係社員2万人に毎年行われる「ベネッセのブランドを一番に高めているものは何か?」という質問に対し、最も多い返答が「直島での活動」というものであると言います。


第四期は現在から今後のことを話して頂きました。
地域の拡大・関係団体の拡張とアートが近づくことによって社内外・国内外の評価が高まることにより、ベネッセの社会的評価を享受するようになる。初めは企業活動としてあったものが、アートと繋がり地域と繋がることで社会的な評価を得る形となりました。
直島の活動の原点としてあるのが、木村庄三郎氏が10年程前に書かれた「たがやす文化の時代」の考えにあります。
21世紀型(成熟した環境)の観光のありかたとして「住んでよし訪れてよし」という地域のありかたが良いのでは、とされ、住んでいる人が喜ばない地域振興は続かないと考えます。

国際的評価の高い、瀬戸内国際芸術祭でも上記の考えは変わりません。
文化芸術の地域振興は地域の人が喜ばなければならない。瀬戸内国際芸術祭においても4年がかりの各島への説得期間がありました。
到達点として地域振興の形が見えてきましたが、直島でのプロジェクトを振り返るとメセナ活動ということを考えて初めから行ってきてはいなかった、と言います。
企業側からするとアートによって自分たちの企業コンセプトを表現することに特化していたと言います。
その一方で、徹底した地域への入り込みをしていった経緯があります。

今後としてのビジョンとして、住んでよし訪れてよしという土地を如何に特色あるものにするか、しかないと言います。
例えば、瀬戸内海は日本近代化の負の遺産の土地でもあり、公害問題という非常に重い過去や産廃問題・ハンセン病棟があった過去があります。それを如何に未来に新しい価値として持ち込んでいくかが重要とされます。
アートプロジェクトの中にも、患者の使っていた義足などの補助器具を扱った作品や、一番のインパクトとしてあったのが海に捨てられていたハンセン病患者用の解剖台を引き上げ、作品として提示するものがありました。自分たちの過去を表す最もな形を見つめ、そういったものを通して過去を振り返り未来に持ち込んでいく姿勢が必要です。

又、これからの時代として、今ある組織の良いところを、どうお互いに引き出していけるかを積極的に行うことが必要とされます。
今あるもので自己完結できない日本の現状。それは、それぞれが独立したロジックの中で動いている限り無理である、と言います。その点をアートという媒介を通して組織体として結びつき、統合的に行っていけるのではないか、と考えられます。


まとめとして、財団の動向についてお話いただきました。
2007年に福武財団が始まった動機として、ソフトパワーによる地域振興の有効性が見えてきた点があったからと言います。
株式100万株、時価30億円をファンデーションとし、約1億円の助成を行うこととなります。3年間に451件の応募に対し、69件に2億5000万円の助成を行っていきました。
助成を行う際の観点として5つの観点があると言います。

まず地元とやれているか、地域に主体性があるか。
活動が面的であり、地域社会に入っているか。
現代アートの新しい表現としてある誰が見ても自分で答えを持てる点があるか。
持続的・継続的であるか。
そして世界に発信しているか。


先進諸国の中で、文化芸術で地域振興をしているのは日本がトップレベルであるといわれています。
英国ルーブル美術館も直島での活動を視察しており、それは多くの来場者がありながらも、来場者の大多数が展示品を理解しないままであることに美術館側が悩んでいる現状があった為、と言います。


地域振興に必要なものとして、第一に地域住民の為であることがわかりました。
出会う人との関係性に常に目をむけ疎かにしない、人との関わりを丁寧に行う、生活者として当たり前の姿勢が社会を構築していく重要なことだと思いました。

(さとう)
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# by lets-talkevent | 2011-06-10 13:37

トーク15 後記

2011年5月15日(日)14:00~16:00
笹田夕美子(発達医療総合福祉センター臨床心理士)
「おとなと子どもに大事なこと」
会場:クリエート浜松 5F 児童室

今回のゲストは臨床心理士の笹田夕美子さん。
笹田さんは天竜川沿いにある、浜松発達医療センター(はままつ友愛のさと)で臨床心理士として働きながら、7年前から村松弘美さんと共に「ぶっとびアート」というワークショップ講座を月1回、アンサンブル江之島にて開いています。「ぶっとびアート」とは、子どもとおとなのあそびゴコロをくすぐり、本気であそんでみる場です。それぞれの人がそのままで自分を生かし発揮できる場作りを目指しています。

小学4年の時、転校がきっかけで「いい人」になろう「周りから好かれたい」等、周りの目を気にするタイプであり、大学生時代、体の調子が悪くなりお腹が痛くなるなど、ある時、自身の“うまくいかなさ”“つかえ”などに敏感な部分があることに気づき、それを自身の武器として活かすべく臨床心理士になられたそうです。

最初に「行動分析」について話してくださいました。
行動分析には4つの機能があり、その意味が以下の通りです。
・要求 に対し→別の行動を教える【代替行動】
・注目→別のタイミングで注目する
・回避、逃避→問題(問題行動等)が起きる前の状態をかえる
・感覚→文脈(前後)
この中の『感覚』がとても大事だと伝えています。
それは私達とは違う、その子が如何に心地良い感覚かということ。行動に対し、嫌なことがある→嫌なこと=「嫌子」。良いことがおこる→良いこと=「好子」と言い、1つの取り組みとして、この感覚を練習させ、文脈に対し対応していくことを『ふか』させています。

文脈、集団、他の領域の人達、レッツでの文脈、その先の未来、そしてその人のもっている違いを活かし耕していけることから「ぶっとびアート」というワークショップがあります。
普段その人の問題行動とされる部分が、ぶっとびアートでは面白がり、その人の持つ才能として大切にしています。笹田さんは長年やってきた中で、ひとりひとりの一貫性が見えてきたり、2005年からはお母さん達も参加するようになり、親御さん達が真剣に遊ぶと健全な場になると語っています。
こうして、「子どもを出しに親御さんが出かけて行きながら、過去にやり残したことを、子どもと一緒に今、育ち治している」とも言い、その人の健やかさを如何に活かすか考えながら活動しています。
また、数年前からは「アフターぶっとび」と言い、ワークショップが終わった後も、子ども達が野球を始めるなど、子ども同士の遊びが社会との繋がりを生み、またお母さん達の居場所にもなっているそうです。


私も2008年からボランティアとして「ぶっとびアート」に参加し、関わってきました。
大人になるに連れ、不安や妄想が膨らみ、自分と相手だったり、自分対社会に対し壁を高くしてしまいがちですが、子ども達のすごいところは、毎回いろいろな人達が来てもその都度仲間意識が生まれ、分け隔てなくその時を一緒に楽しんでいます。私は彼らの社会の受け入れ幅とその広がりに、毎回感動し、救われる自分がいました。子ども達は無意識かもしれませんが、この力こそが子どもの持つ力であり、お母さん達や人との繋がりを産み、生きる糧を与えているのだと、笹田さんの話を通じ改めて感じることが出来ました。

風薫る新緑の季節、今回もたくさんの方に足を運んでいただき、ありがとうございました。
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(よこやま)
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# by lets-talkevent | 2011-05-17 20:06


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第1回に参加してくれた、20年ほど日本で暮らすエミリオさんと、閉会後飲みに行きました。
芽里さんは体調が万全でないため帰宅されましたが、スタッフと参加者数名も一緒に流れ、トークの内容を受けて、つっこんだ話をしてみました。

奥の席のソフトボール部にはかなわない感がありましたが、楽しげな雰囲気をバックに、12時すぎまで話はつきませんでした。

今後も時間が許す限り、終了後にゲストや参加者のみなさんと2次会に行きたいなぁ。

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