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トーク12 後記

「テコの原理 ソーシャルベンチャーteco LLCの人を繋げるデザインと発想」
第12回ゲスト 立木祥一郎さん
(teco LLC代表、青森県立美術館元学芸員、八戸ポータルミュージアム立ち上げ主任)

立木さんは大学卒業後、川崎市市民ミュージアム映像部門学芸員をへて、青森県立美術館準備室学芸員として美術館の計画、設計などを担当。代表に弘前市吉井酒造煉瓦倉庫の奈良美智展などがある。そして2008年にtecoLLC.を設立させた。

tecoLLCはソーシャルベンチャーであり、社会貢献をミッションとした会社。
立木さんは青森に移ってから、地元の人には当たり前になっている風景が本人を含め、「外から来た人にとってそれがとても魅力であり、地元の人はそれに気づいていない」と話し、その場所ならではの美点を支点ととらえ、社会全般に評価をし、作品や建築などを美評した上で、新しいカタチに掘り起こす活動をしています。

立木さんといえば、弘前市の吉井酒造煉瓦倉庫で奈良美智展を3回企画しており、中でも代表的な「A to Z」について深くお話ししてくださいました。
青森・六花酒造さんが作った六花酒造純米酒「A to Z Cup House」。3階建ての三角屋根の家のカタチをしたパッケージに奈良さんのイラストが入ったワンカップ酒が3つ入った商品。立木さんは販売ツールとしてこのパッケージをまんま拡大したタテと、企画に合わせた立て看板、そしてお菓子屋さんなどに焼印などすべて無償で店舗に配った。その結果、店の人達が勝手にアレンジをはじめ、商店街のウインドウやスーパーの一角などに、頼んでもいたいのに自然発生的にイベントの告知ブースが出来、市民・企業が楽しくのっていったと言います。
これは、はじめからシナリオは無く、種を撒き「トライ&エラー」で一つのソリューションが化け、おまけが偶然の結果を生み出していったと語っています。

また八戸にある「hacci」は、tecoLLCが発案、空間プロデュースする観光施設。そこに宿泊施設を設け、アーティストが滞在し仕事場を提供している。
中心地の活性(まつり等)を目的とした企画では、ターゲット層に向け多種にアプローチをして人を呼び、観光のゲートウエアとして市民自らが魅力を発見し、「トライ&エラー」(共益の為)で観客の活動を巻き込んでいきながら「クリエイティブ」、クリエイターを混在させ、市民と協働し、店の人の独自の動きをクリエイター自身が触発され、「商品開発」「情報発信」イコール「多文化都市開発」に繋がっていく仕組みを説明してくださいました。

たけし文化センターも同様にたくさんの人が関わり、来た人自らが繋がり合い、そこから何かを生み出し、それが派生し、日々発展し続けています。私がボランティアから関わってきて、何より大切にしているのがそのプロセスです。
最後に立木さんはみんなが集まり、やりたいことをやっている。「遊び」の要素が可能性を含み、浮世離れし、理解出来ないものが新しい価値を生むのではないかと。それが立木さん自らが大切にしている「プロセス」であり、これからの活動にも影響を与えていくのではないかと感じました。

遠く青森から本当にありがとうございました。

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(よこやま)
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by lets-talkevent | 2011-04-21 19:46


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白木屋

第1回に参加してくれた、20年ほど日本で暮らすエミリオさんと、閉会後飲みに行きました。
芽里さんは体調が万全でないため帰宅されましたが、スタッフと参加者数名も一緒に流れ、トークの内容を受けて、つっこんだ話をしてみました。

奥の席のソフトボール部にはかなわない感がありましたが、楽しげな雰囲気をバックに、12時すぎまで話はつきませんでした。

今後も時間が許す限り、終了後にゲストや参加者のみなさんと2次会に行きたいなぁ。

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